これまで使っていたベントナイト猫砂のトイレから、システムトイレ(花王ニャンとも清潔トイレ)に移行した顛末の記録。
猫トイレの変遷
猫のトイレには、いくつか種類がある。
我が家では長らくの間、ベントナイトの猫砂を使っていた。 ベントナイトの猫砂を使っていた理由は、我が家の猫がそれを気に入ったから。
ベントナイトの猫砂を使う前はシステムトイレを使っており、掃除の手間が少なくてたいへん楽だった。あるとき、少しのあいだ家を空けるということがあり、トイレが一つではかわいそうかなと思い、システムトイレに加えてベントナイトの猫砂を入れたトイレを用意した。そうしたところ、ベントナイトの猫砂をいたく気に入ったようで、そちらしか使わなくなってしまったのだ。
ベントナイト猫砂の良いところ
ガッチリ固まる
特に交換当初は感動的におしっこが固まるので、処理も楽。
安い
安いスーパーだと 8L 200円くらいで売っていたりしてとてもコスパが良い。これは長らく使っていたスーパートライアルのベントナイト猫砂。
ベントナイト猫砂の悪いところ
交換時に砂ぼこりが舞う
交換時にいかにも肺に悪そうな砂ぼこりが舞う。交換時はマスクをしたほうがいいだろう。
飛び散る
粒が小さいので猫の足の隙間に入りこみ、それがトイレの外へと運び出されて飛び散る。これはトイレに囲いをしても防げないので、トイレの出入り口に専用のマットを敷くなどの対策が必要になるが、現実的にこれで防ぐのはなかなか難しい。
システムトイレへの回帰
可能であればやはり手間が少ないシステムトイレに戻りたい。
敗北の歴史
実はこれまでも何度かシステムトイレに戻そうと試みたことがあるが、すべて失敗に終わっていた。
ベントナイト猫砂のトイレを出しておくとそちらしか使わないので、心を鬼にしてベントナイト猫砂のトイレを撤去してシステムトイレだけにすると、今度は猫がトイレを我慢しだすのである。その根比べに毎回人間が負けてきたという構図である。
敗因の分析
そこで、なぜ我が家の猫がシステムトイレを使ってくれないのかを考えてみた。一つの仮説として浮上したのは、猫砂の粒の大きさの違いである。ベントナイト猫砂はごくごく小粒であるのに対し、システムトイレで使っていたのは大粒の猫砂だった。これが気に入らないのではないか、ということだ。システムトイレの猫砂にはいくつか種類があり、小粒のものもある。これなら、使ってくれたりしないだろうか。
以前使っていたシステムトイレは、もう使ってくれないだろうと諦めて引っ越しのタイミングで捨ててしまった。そのため、システムトイレに戻すには改めて買い直す必要があった。だが、もし買い直して使ってくれなかったら痛すぎる。
一筋の光
そんなタイミングで見つけたのが、「7日間で慣れなかったら全額返金キャンペーン」を実施していた花王のニャンとも清潔トイレである。(2021年5月購入時点)
これなら最悪返品してしまえばいいので、ダメもとで、小粒の猫砂と合わせてamazonで注文した。
結果
結果からいうと、トイレを交換してから少しのあいだは不満っぽく鳴いていたものの、予想よりもあっさりと使い出した。やはり、粒の大きさを小さいものにしたのが良かったのかも知れない。
というわけで、ベントナイト猫砂からシステムトイレに移行したいひとは、極小粒の猫砂から慣れさせるのがおすすめ。
ちなみに、システムトイレに慣れた今では大粒の砂に戻している。(こちらのほうが飛び散りが少なくて掃除が楽なので。)