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晴れた日にはオートバイに乗って

KB-3920というキーボードについて

KB-3920ってキーボードがある。

こんな感じの、昔のPCに付属していたキーボードである。(これはUSB端子なので、正しくはKU-3920か)

KB-3920は世界最速キーボードという異名をもつ名手
このキーボードは言わずと知れたキーボード界の名機でローマ字日本語入力世界最速という異名を持っています。1998年にその記録をだして、いまだに塗り替えられてないそうです。まさに、名実共に最強のキーボードです。

引用元: https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t779341816

このキーボードについて、上記のような「ローマ字日本語入力世界最速記録」を持つといった紹介をしているブログ等がいくつか見られるが、ソースが見当たらないので話半分に捉えておいたほうが良いだろう。

このキーボードは一部で根強く支持される「名機」のようで、たまたま会社のサーバルームのガラクタ入れに真新しいビニールに包まれた本機があったので、気になって少し試し打ちしてみた。

「名機」ということなので期待感が大きかったためか、「まぁこんなもんか〜」というのが正直な感想である。想像していたよりも「フニャッ」としている。少なくとも、リアルフォースやメカニカルキーボードを使っているような人が、わざわざ買って確かめるようなものではない、と言える。

ただ、今どきのPCに付属してくるようなチープなメンブレンのキーボードと比べると100倍マシ。あとは無変換・変換キーが初代リアルフォースのように大きいのが個人的には好感触。

ちなみにこれが同等品、らしい。

追記

サーバ室にこれのUSB端子のモデルが転がっていたので試しに使ってみたら、はるかに使用感が良かった。前に使ってみたPS2端子のものは「フニャッ」とした押し心地だったが、これは「コトッ」とした感触で心地良い。キーは重めに感じるが、一定まで押し込んだところでスコッと落ちていく感じ。打鍵音も、PS2のものがカチャカチャやかましかったのに比べると明らかに静かだ。

あとは、やけに速く打てる。「世界最速〜」という文脈で語られるのもなんとなく理解できてしまう。

端子が違うだけのほぼ同じモデルでなぜここまで差が出るのか不思議でならない。当たり外れとかあるんだろうか。

打鍵感のせいなのか、音のせいなのか、速く打てるせいなのかわからないが、使っていてすごく心地よい。ただのメンブレンのキーボードのはずなんだが…

つくづく、「モノとしての出来の良さ」と「実際に使っての心地よさ」ってのは必ずしも比例しないんだなぁ、と。