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晴れた日にはオートバイに乗って

キーボード発掘記:NEC CMQ-6D02D

「ちゃんとしたメンブレン」を探すシリーズ、第3弾

第1弾として書いた NEC SG-26800-2VC は、「NECのキーボード3点セット」みたいな扱いでヤフオクで出品されていたもののうちの1つだった。

今回書くのは、その3点セットのうちのSG-26800-2VCじゃない方のキーボード。

裏面を見ると、型番は CMQ-6D02D というらしい。

ググるとちらほらとしか情報が出てこないが、これもSG-26800-2VCと同じくおそらくミネベア製だろう。

下は、SG-26800-2VC

見た目ほぼ一緒であるが、以下のような違いがある。

  • キートップのフォントが異なる。
  • Windowsキーのロゴが異なる。CMQ-6D02Dの方が古いロゴなので、こちらの方が物としては古いのだろう。
  • CMQ-6D02DにはF/Jキーにポッチがない。その代わりに、他のキーよりも彫りが深くなっている。(といいつつテンキーの5にはポッチがあるんだけど。どういうこだわり?)
  • キーボード裏面のハブが、SG-26800-2VCがUSBポート×2なのに対し、CMQ-6D02DはUSBポートとマウスポートがそれぞれ1つずつ。

まず届いた状態でぺちぺちと試し打ちしてみたが、感触はSG-26800-2VCとほぼ変わらなかった。ただ、キートップのテカリが少なくてざらつきが残ってたりするなど、こちらのほうが全体的に状態が良いせいなのか、いくぶんか使用感は良かった。

こいつもご多分に漏れず汚かったので洗ってスライダーを潤滑してやったところ「化けた」。より厳密には「本来の姿に近づいた」のだろうが、試し打ちのときに感じた打鍵時の重さや引っ掛かりみたいなものがかなり解消されて使いやすくなった気がする。たぶん、SG-26800-2VCも本来はそのような打鍵感なのだろうなぁと思う。うちに届いたのが劣化していたものだったというだけで。

打鍵音もポコポコとした感じで小気味よいのだが、いかんせんキーの遊びにより発生するカチャカチャ音が耳につくのは変わらない。使っていての楽しさはあるが、なんだか賑やかで疲れる、みたいな印象。

それに比べると、第2段で書いた富士通FKB8724はそういった味気はないけどその代わりに全然疲れない(この記事も、結局FKB8724で書いてるし...)