前回からの続き
組み立てる前に
XD75 のPCBにはマイコン等はすでに実装されているので、届いた状態そのままでUSB接続すればキーボードとして認識される。そして、PCB背面のLEDが光出す。 もしPCBに不良があればこの状態にすらならないと思われるため、組立を始める前に念のため確認しておいたほうがもしもの際に余計な手間を省くことができるだろう。
プレートとPCBの向きを確認する
プレートとPCBは向きが違っても「それなりに合っているように見える」ので、注意して向きを確認する。
- PCB上のネジ穴の位置とプレートのネジ穴の位置
- PCB上のリセットスイッチ(実際には、2つの穴)の位置とプレート上の切り欠きの位置
を合わせるのがわかりやすいかもしれない。
スイッチを仮固定する
プレートとPCBの向きが決まったら、スイッチを仮固定していく。
今回用意したスイッチ(Gateron Silent Brown)は端子が2つに足が3つ(真ん中に1つとサイドに2つ)出ているタイプのもの。届いた状態だとスイッチの端子が曲がっていることがあるので、曲がっている場合はまっすぐに矯正する。この足とPCBの穴がタイトフィットだったせいで、スイッチをプレート-PCBと固定するのに予想以上に時間がかかった。サイドの足2つはあらかじめニッパーで切り飛ばしてしまってもよかったのかもしれないが、それはそれで面倒なのでそのままにした。
この工程を割とあっさりと終えてしまったが、微妙に浮いているスイッチがあることに完成後に気づいたりもしたので、スイッチがきちんとはまっているか・浮いていないかをよく確認した方が良い。
レッツ・はんだ付け
プレート-PCBに仮固定したスイッチをはんだ付けしていく。 基盤へのはんだ付けはおそらく中学生以来だったが、特に苦労することなく終えることができた。 これもひとえに詳細なビルド・ログを公開してくれるインターネット諸先輩のみなさまと、温度調整可能なはんだごて HAKKO FX600 のおかげに他ならない。
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LEDを仮固定する
スイッチを固定したら、次はスイッチ一つ一つにLEDを差し込んでいく。 LEDの足がスイッチの穴を通してPCBまで到達するので、それをはんだ付けすることになる。 向きを間違えないように注意。 なんとなく、LEDの足を曲げたくなかったので、LEDの頭をマスキングテープで固定してはんだ付けした。
レッツ・はんだ付け(その2)
またはんだ付けする。換気に注意。
動作確認
ひととおり組み上がったら、キーが正しく反応するか確認する。 押したキーを確認できるWebサービスがいくつかあるので、そういったものを使うのが手軽で良いだろう。
ただし、特殊なキー(たとえば、Fnキーのような)は上記のサービスでは確認できない。 押したキーのキーコードを表示するようなツールを入れれば確認できるものと思うが、面倒なのでそこまではしなかった。
キーキャップをはめる
キーキャップをはめたら完成。 ただし、ここでいう完成とはあくまでハードウェア的な世界での話である。 この先にはキーマップというソフトウェア的な世界が待ち受けているのだ。