エルゴヒューマン エンジョイを選んだ理由
以前、在宅勤務用のオフィスチェアを大塚家具に見に行った記事を書いた。
そこでいろいろと試座してみて、結局最終的に購入したのがエルゴヒューマンのエンジョイ(エラストリックメッシュ仕様)だった。
選んだ理由は以下のとおり。
- 肘掛けの感触が良かったのと、可動域の広さ(特に、内側への角度調整幅が大きいこと)
- ヘッドレストがしっくり来た
- 何よりコストパフォーマンスが良かった
実際に使ってみて感じた良いところ
作りがしっかりしている
作りはしっかりとしていて、不快な軋みやガタツキといったものはない。リクライニングしても不安感はない。
肘掛けはやはり良い
肘当ては硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な感触。 可動域も広く、特に内側には大きく動くので、肘掛けに肘を乗せながらキーボードを打つことも自然にできる。
会社ではオカムラのシルフィを使っているのだが、シルフィは肘の可動域が狭いので、肘を乗せながらキーボードを打つには少しつらい。
レバー一本で調整可
「座面の高さ調整」、「座面の奥行き調整」、「リクライニングのロック・解除」が、レバー1つでできる。正直、そこまで頻繁に操作することもないので操作系がそれぞれ分かれていてもまったく問題ないのだが、地味に便利と感じる。
ヘッドレストが楽
ヘッドレストはもともとそんなに重視していなかったのだが、実際にヘッドレスト付きのモデルに試座すると、ヘッドレストなしは考えられないくらいに「楽だ」と感じた。 この感覚は家で使っていても同様で、「ちょっと頭をあずけたい」という場面はけっこうあり、そのときにヘッドレストがあるとすごく楽である。 もしかすると「ヘッドレストがあるから『ちょっと頭をあずけたい』という気持ちになる」のかもしれないが...
ただ、ヘッドレストが合うかどうかは、使う人の体格に大きく左右されると思う。エルゴヒューマンは、他の人のレビューを見ていても、小柄な人には向かないと思う(参考までに私の身長は178cm)
実際に使ってみて感じた良くないところ
メッシュ座面は正直失敗した
メッシュ座面はけっこう反発力が強く、座っていてもフワフワとして落ち着かない。そのため「どっしりと腰を下ろして作業する」という感じにどうしてもなりにくい。半年程度経過した今ではだいぶ慣れたが、当初はかなり違和感があり「失敗したなー」と思っていた。
実際に店頭で試座したうえで「よし、メッシュ座面にしよう」と決めたはずなのだが...
店頭にはクッション座面のモデルもあったのだが、ちょっと座った限りではクッションが硬く感じたのと、そのモデルが壊れていたのか背もたれがリクライニングされた状態で固定されていてまともに試すことができなかった、ということもある。
もし時間を戻せるのなら私はクッション座面を選ぶ。
※エルゴヒューマンテクニカルセンターに問い合わせたところ、一応あとからクッション座面に変えることもできる、とのこと。
メッシュ座面のいいところを挙げると、表面が滑りにくいので、尻がズルズルと前に滑っていって体勢が崩れたりしないこと。
在宅勤務用にオフィスチェアを買おうと思っている人へのアドバイス
- 極力試座しよう
- 製品自体の良し悪しとは別に、あなたの体格や好みに合わない、ということが考えられ、こればっかりは実際に試してみないとわからない
- 試座するときは、家で座るときとできるだけ同じ服装で試座しよう
- 例えばジーンズで座るのと、スウェットで座るのとでは、結構印象が違う
- でもまぁ家具屋さんにスウェットで行けるか?という問題はある