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晴れた日にはオートバイに乗って

リアルフォースを分解清掃する

GWは10連休だったが、特に外出の予定もないのでリアルフォース(91UBK)を分解清掃した。

振り返ってみると、2012年2月に購入していたようだから、丸10年以上使っていることになる。(途中、少しだけメカニカルキーボードに浮気していた時期があったことは見逃してほしい。)

(おそらくリアルフォース購入直後に投稿したと思われるInstagram。投稿時のテンションも10年前っぽい。)

10年使っているとさすがにキートップ表面はテカり、摩耗に強いとされている昇華印刷でのキー印字もかすれてきているが、キーボードとしての機能性にはまったく問題が見られない。

「良いものを長く使う」を地で行く、自分にとっては数少ない例であると言える。

分解していく。ケースは爪でハマっているだけで、簡単に外せる。キートップも外して、ざっとゴミを取り除いた状態。

今回は、見て見ぬ振りをしていた、中の鉄板部分の錆にも対処するため、鉄板にハマっているハウジングとプランジャーもすべて取り外す。なお、静音化のため、プランジャーにはシリコンのOリングを以前に装着済み。

キートップは中性洗剤で洗って乾かしておく。

鉄板部の錆。汗や菓子の塩分などで少しずつ腐食していったものと思われる。

紙やすりで適当に錆を落として、これまた適当に塗装する。塗装に使ったのは、以前バイク用に使ったダイソーのラッカースプレー(マットブラック)の残り。ギリギリ塗り終えるところで残量が尽きた。こういうのはケチってはいけない。

別途、中性洗剤で洗って乾かしておいたハウジングとプランジャをもとに戻す。こうやってみると新品のようだ。

なお、このタイミングで潤滑もしておく。潤滑に使ったのは、タミヤのセラミックグリス。(あまり深いこだわりはないチョイス)

TAMIYA CERA-GREASE HG

基盤を鉄板に固定するボルトは、手加減せずにしっかり締めて基盤と鉄板を密着させること。そうしないと、キータッチがブニュブニュになりフィーリングが悪くなる。(体験談)

で、完成。ここからまた10年、頑張ってほしい。

バイク保険更新(三井ダイレクト→アクサダイレクト)

バイク保険を三井ダイレクトからアクサダイレクトに更新した。安さに負けてもうずっとダイレクト系一択。

乗り換えた理由は、アクサだと走行距離に応じて保険料が安くなるから。

ここから一年はほぼ乗らないであろうことがわかっているので、もっとも走行距離の少ない(=割引の大きい)選択肢である「年間1,000km未満」にしておいた。

年間1,000km未満、なんとも悲しい数字だ。

そういえば、ついこの間、実に6ヶ月ぶりにバイクのエンジンをかけた(乗ってはいない)

バッテリー上がってるよなぁとか、キャブ腐ってないといいなぁ、とかビクビクしながらバイクカバーを剥がしていそいそと始動の儀式を始めたが、なんとキック一発で始動し、アイドリングも安定した。恐ろしいバイクだ。

ライジャケとカメラバッグの共通点

街着できるライディングジャケットを探すのと、普段使いできるカメラバッグを探すのって、同じ感覚だ…

最終的に、インナーでどうにか対応させようという結論に落ち着くのも含め…

RICOH GR III を買った理由(そして、手放した理由)

GR III を買った理由

私は「カメラが趣味である」と公言しつつも、最近はデジタル一眼レフの中でもコンパクトなほうのモデルであるPENTAX K-3でさえ持ち出すのが億劫になっていた。iPhoneが、そのサイズと手軽さに比して、バカバカしくなるほど綺麗な写真を撮れることもそれに拍車をかけていた。iPhoneでいいじゃん」というヤツだ。

小さくて高性能なカメラが欲しかった

iPhoneで撮れる写真が綺麗だとはいいつつ、やはり限界がある。

「あ、これ一眼レフを持ってきていれば綺麗に撮れただろうなぁ」

そう思って、はなからiPhoneで写真を撮るのを諦めるような場面に遭遇したのは、一度や二度ではない。でも、一眼レフを持っているのは「写真を撮るぞ」と意気込んでいるときだけなのだ。それ以外のときは持っていないのだ。なぜならデカくて重いからだ。

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「小さくて軽くて持ち出しやすいけど、iPhoneでは撮れない写真が撮れる」

そんなカメラが欲しかった。

小さくても高性能という矛盾(または、美学)

当たり前だが、iPhoneと、"ちゃんとした"カメラとでは、撮れる写真は違う。何がその差を生むかと言えば、センサーとレンズの違いだ。もっと乱暴に言ってしまえば、センサーとレンズの"大きさ"の違いだ。

綺麗な写真を撮りたいなら、大きなセンサーと大きなレンズを備えたカメラを使えばいい。この世界でデカくて重いものが高性能なのは、当然だ。

そういった原理原則に逆らう、「小さくても高性能」という矛盾(または美学)を実現しようという製品はどんな分野にも存在するもので、ご多分に漏れずカメラにもそういった製品がある。

その1つとしてGRがある。

ISE-SHIMA SKYLINE SUZUKI ST250/TU250X

なぜ GR III を選んだか

「小さくても高性能」というカメラは、GR以外にも存在する。例えば、ソニーのRX100などがそうだ。そういった競合製品がある中でなぜGR IIIを選んだのか。

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「コンパクトなボディにAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているから...」といったスペック的な理由ももちろんあるが、たぶんもっと感覚的な、製品としての「潔さ」みたいなものに惹かれたのが、GRを選んだ一番の理由だと考える。

なんだかちょっとかっこよく表現した感じがあるが、要は、「GRってツウっぽいよな」と思ったからだ。

実際どうだったのか

記事のタイトルにも書いているのでうすうす感づいている方もいると思うが、今私の手元にGRはすでに無い。手放してしまった。

手放してしまったということは、私には合わなかった、私の期待は外れたということだ。

KOME

GR III を手放した理由

── GRはたしかにiPhoneよりも綺麗な写真が撮れる。だけど、iPhoneと別に持っていくほどのものだろうか?

私が使っているiPhoneはいまだに8だが、奇しくもその背面カメラの焦点距離は、GRと同じ28mm(35mm換算)らしい。

大雑把に考えると、GRはiPhone 8と同じような画角の写真しか撮れない。そして、例えば晴れの日に風景の写真をパンフォーカスで撮るような場合は、両者の写りには(私にとっては)あまり大きな差があるように思えなかった。

もちろん、差がないと言うつもりはない。ディティールがまったく異なるし、暗いところでの撮影や、背景をボカすような写真を撮る場合はiPhoneではGRに太刀打ちできない。だが、その差のためにわざわざカメラという荷物1つを増やすか?という問いに対して、結局「iPhoneでいいじゃん」という結論に行き着いてしまった。

iPhone 8ですらそう思うのだから、画角の異なる複数のレンズを搭載していたり、ソフトウェア的に背景ボケを再現できるような現行のiPhoneだと、ますますそう思うのではないだろうか。

ESCALATION

GRでないなら、何だったのか

写真専用機としてのGRは、私には単機能過ぎた。私に必要だったのは、GRよりもさらに多機能で、iPhoneとの棲み分けができるカメラだったのだろうか。

例えば、高倍率のズームレンズを搭載してさまざまな画角で撮影ができたりとか、ソフトウェアでは再現できないような綺麗なボケが得られる明るいレンズを備えているとか。

はたまた、EVFを備えていてファインダーを覗くという楽しみをもっていたりとか、専用のダイヤルでカメラらしい操作ができるとか。

しかし、そのような特徴を備えたカメラはより「カメラらしい」ものになっていき、私が重視していたはずの持ち出しやすさは失われていく。

そう考えると、私が必要としていたのは「小さくて高性能なカメラ」などではなく、単により新しいiPhoneだったのかもしれない。

【2021年10月時点】ブラウンのシェーバーの製造国について

ブラウンのシェーバーを買うならやはりドイツ製が欲しくなるのが男心というものだろう。

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そんな人に気をつけて欲しいのだが、「シリーズ5以上はドイツ製」というかつての常識がすでに通用しなくなっている模様。2021年10月時点で、私が店頭パッケージで確認した限りの情報を残しておく。

シリーズ名 製造国
シリーズ9 🇩🇪ドイツ
シリーズ8 🇩🇪ドイツ
シリーズ7 🇩🇪ドイツ
シリーズ6 🇨🇳中国
シリーズ5 🇨🇳中国
シリーズ3 🇨🇳中国

そんな私はシリーズ3ユーザー。

次に買うならこのピッカピカのクロームのシリーズ9がいい。

2018夏 北海道ツーリング記

はじめに

2018年夏にXT660Zテネレで走った北海道の記録。

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だいぶ時間が空いたが、以下の記事で8年越しに九州ツーリングの記事を書いたことで「もうこれなんでも書けるな」と思って書き始めた。

旅程

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全体の走行ルートはこのような具合。(立ち寄った場所をあとからグーグルマップでルート検索して繋いだものなので、細かいルートは実際と違う可能性がある。)日程の都合上、渡島半島(函館方面)は諦めた。また、こうやって見ると、オホーツク海沿いの道はあまり走っていない。

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