タイヤの製造年週を確認する
タイヤには製造年週が書いてある。
ST250のフロントタイヤの製造年週を見てみると、 0606、ということで、2006年6週か。
私のST250は2006年式だから、おそらく新車時から変わっていないのだろう。 銘柄も、標準指定のチェンシンタイヤだし。
空冷250単気筒のバイクだと自分でなんでもできそうな気がしてくるので、タイヤ交換もやってみる。 自分でタイヤ交換するのは、今回で2回目。 (ちなみに初めてタイヤ交換したのはエルシノア125で、そのときは前後ともパンクなしで一発OKだったので、案外チョロいもんだなと思っていた。)
前輪をどうやって浮かせるか
フロントタイヤを交換するには、フロントタイヤを浮かせる(=ジャッキアップする)必要がある。 フロント側をジャッキアップする方法をいろいろ考えたが、下のような方法に落ち着いた。
- タンクを外す。(理由は後述)
- サイドスタンド逆側のステップにパンタジャッキをかけてジャッキアップする
- そうするとリアタイヤ側が浮いてくる。その状態で車体後ろ側(タンデムシートの上)に適当な重しを載せると、シーソーよろしくリアタイヤが接地してフロントタイヤが浮く。(ここでタンクがついたままだとバランス的に結構な重量の重しが必要になるので、初めに外しておいたほうが良い)
- フロントタイヤが浮いたら、エンジン下に鋼製束を置いて支える。
鋼製束というのは、こういうもの。ホームセンターで数百円で買える。もともと家の土台を支えるのに使ったりするものだから、バイク程度の重さは問題にならないだろう。
サイドスタンド、パンタジャッキ、リアタイヤ、鋼製束の4点が接地することになるので、多少揺すった程度ではビクともしない程度には安定する。もちろん、メンテナンススタンドを使うのが最も良い方法だろうが、こんな方法もある、という事例として紹介しておく。
いざ交換
いろいろすっ飛ばして、交換完了。タイヤはIRC GS-19にした。
前回のタイヤ交換が予想以上にうまく行ったことでタカをくくっていたが、恥ずかしながら、今回はチューブを一本駄目にしてしまった。
ちなみに私が一番わかりやすいと思ったタイヤ交換の動画はこちら。 (7分足らずで、タイヤの取り外しと装着までを行なっている。しかも、手順を説明しながら。やはりプロはすごい。)
せっかくフロントタイヤを外すなら
せっかくフロント側をジャッキアップしてフロントフォークが抜ける状態になっているので、ついでにフォークブーツも装着する。
装着したのはこれ。Activeのもの。
ブログなどを見ているとキジマのフォークブーツをつけている人が多いようだが、私はヒダの多いものが好きなのでこれを選んだ。
試走する
パーツを組み戻して試走する。
新しいタイヤはかなりヒラヒラした操縦感だ。
追伸
整備の際にブレーキレバーを固定して車体を動かないようにするような場合があるが、一番簡単なのはこの写真のようにリピートタイを使う方法だと思っている。(が、同じやり方をしている人を見たことがない。みんな言わないだけ?)
後日談
穴を開けてしまったチューブを処分しようと思ってよくよく見てみると、どうやら適合しない(細い)サイズのものを買ってしまっていたようだ。 どおりで何かおかしいと思った... もちろんこれが穴を開けてしまった理由にはならないのだが、違和感の原因がはっきりとしたのでスッキリした。 しかし、仮にこの間違いに気づかず、パンクさせずに組み付けられていたらと思うと...確認はしっかりしよう。