バイクの減速比がローギアードに感じるか、ハイギアードに感じるかは、人それぞれの乗り方や感じ方に左右されるものだと思う。 ST250のノーマルの減速比は、私にはローギアードすぎだ。 そのため、以前フロントスプロケットを1丁大きい16丁に変更した。
この状態で1年ほど乗ってきたが、さらにハイギアードにしてもいいのではないかと思うようになってきた。 フロントに17丁は干渉するので入らない、という情報を目にしていたので、必然的にリアスプロケットを小さくすることになる。
リアスプロケットは複数のメーカーから販売されているので、価格と評判の良さから、NTBの鉄スプロケットを買おうと思っていた。
しかし、もう少し下調べを進めてみると、ボルティのリアスプロケットがST250のものよりも2丁小さい41丁であることがわかった。ここで「もしや」と思い両者のパーツリストを見比べてみると、予想どおり、両者のスプロケットハブの型番は同じだった。ヤフオクをのぞくと、まだまだ使えそうなスプロケのついた、ボルティのスプロケハブがそれなりの値段で出品されている。
これを買えば、スプロケハブごと交換できて楽なのでは。
型番を確認しているので当然といえば当然なのだが、目論見どおり、スプロケハブごとの交換でリア41丁化を実現できた。
なお、スプロケットの歯の状態は写真でなんとか確認できるとしても、ベアリングの状態は確かめるすべがないので少し不安だったが、これについては当たりを引いたようで、むしろもともとついていたスプロケハブのベアリングよりも軽やかに回るほどだった。
20kmほど試走してみたが、この交換は正解だった。言い表しにくいが、自分の「身体感覚」にあった自然な加速感になった。5速40km/hで走っているときのフィーリングが特に最高である。交換前のような鋭い*1加速は失われたが、私はST250のようなバイクは、とにかく低回転で”ダラダラ”と走らせたいので、特に問題にはならない。
*1:あくまで250単気筒なりの