2018年9月の北海道ツーリングについての雑記が下書きに眠っていたので、今さらながら少し手を加えて公開することにする。
雑記
9月の北海道の寒さについて
- 何を隠そう私は北海道出身だが、北海道にいた頃にバイクに乗っていたわけでもなければ外で寝たこともほとんどなかったので、「9月の北海道をバイクで一日中走り回るとどのくらい体が冷えるのか」、「9月の北海道の屋外で寝るとどれだけ寒いのか」という勘所がいまいち掴めていなかった。
- 上陸二日目に兜沼公園でキャンプしたが、持っていった夏用シュラフでは寒くて何度も目が覚めてしまった。
- それが若干のトラウマになり以後の日程では素直に宿を取ることにした。
- もともとは全日キャンプの予定だったのでそれなりのキャンプ道具を積んでいったがそのほとんどが無駄になってしまった。
- だがもし人にツーリング中の宿を聞かれたら、「キャンプ、ライダースハウス、ビジネスホテル、旅館とまぁその時の状況に応じていろいろね」と答えることにしている。
1日の走行距離について
- これまでのツーリングの感覚だと、観光含めると1日あたりの現実的な下道での走行距離は250km〜300kmくらいだと思っている。
- 北海道ツーリングにあたり、1日の走行距離をそのくらいで計画したら、とてもじゃないが所定の8日間では回りきれないということで、400kmくらいは走ろうということにした。
- 結論から言うと、北海道なら1日400kmは走れなくもないが、やはり"弾丸感"が強くなってしまった。
悪天候について
- 何日か雨に降られたが、雨具をしっかり準備していたのと、雨具を着るタイミングを逃さなかったので濡れることはなかった。
- これまでのツーリングで、装備を濡らすといかに不快で、その後の日程に悪影響を与えるかについては嫌というほど経験していたため。
- いろいろと割り切って、雨用グローブはゴム手袋、雨用ブーツは折り畳める長靴にした。当然だがこれらはまったく雨が侵入する余地がないので快適だった。個人的には、バイク用の雨具には防水性と透湿性の両立を求めるよりも、絶対的な防水性を求めたほうが良いと思う。
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- だが、霧はどうしようもなかった。特に道東では本当に数メートル先が見えないような濃霧に何度も遭遇した。そういうときは同時に路面状況も悪いので安全運転にならざるを得ないのだが、後ろについた歴戦のプロボックスから殺気めいたものが発せられていたのが辛かった(構わず先に行ってくれ)
360度ビデオカメラ insta360 one について
- 最後の最後まで悩んで決めたカメラ
- 結論から言うと、これは買って正解だった。シータを使い始めたときにも同じようなことを思ったが、やはり特定の画角だけではなくそのときの風景全体を残しておけるというのは大きい。
- 防水ではないので、雨が降り出してきたときは一度バイクを止めて取り外す、ということが必要になるのが面倒といえば面倒だった。
- たまに動作が不安定になることがあって、撮っていると思ったのに撮れていなかった、という一番悔しい場面もあった。
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8日という日程について
- 1日目の昼過ぎに北海道に上陸し、8日目の夕方に北海道から去るという日程。
- 先述したが、この日程では弾丸感は否めなかった。ただ、これでも渡島半島(ものすごく雑に言えば、函館)をまるごと諦めるという割り切りはしているので、やはり北海道というのは広い。
キャンプとツーリングの融合、または、分離について
- キャンプとツーリングは、割と合わせて語られることが多いように思うが、実際この2つをバランスよく両立するのは結構難しいと思っている。特に連泊となるツーリングにおいては。
- キャンプを楽しみたければキャンプ場にはそれなりに早く着いている必要があるが、そうするとツーリングとして走れる距離は短くなる。
- ツーリングをメインにすれば、キャンプ場に着く頃にはすっかり暗くなり、身体も疲れていて、そこからテントを張るやら煮炊きをするやらは億劫になる。
- 共感してくれる人がいるかどうかわからないが、個人的にキャンプツーリングでいちばん億劫なものに「風呂をどう確保するか問題」がある。
- 風呂、シャワー付きのキャンプ場というのは少ない。そうなると、風呂は別に探さないと行けない。これが億劫。
- その点ホテルは(当たり前だが)風呂がついているので、そのあたりに気を煩わす必要がない。
- 同じような話で、「夕飯どうすんの問題」もあるが、考えているうちにこのあたりは単に「自分が無計画なだけ問題」な気がしてきたので割愛する。