d4isuk3_log

晴れた日にはオートバイに乗って

”あがり”のキーボード:東プレ REALFORCE 91UBK-S

リアルフォースを超えるキーボード

10年愛用しているキーボード、リアルフォースの第1世代 91UBK については以下の記事に書いた。

自分にはもうこれ以上のキーボードはないと思っていたのだが...

上の写真を見てほしい。

「なぜ同じキーボードが2つも?」

いやいや、この2つのキーボード、見た目はほぼ同じだが大きな違いがある。

型番でいうと上が91UBK、下が91UBK-Sである。 違いはSがあるかないか、すなわち、静音モデルかどうか。

打鍵時の音というのは、打鍵時のフィーリングを大きく左右する要素だと思っている。 私は静かな打鍵音のキーボードが好みなので、上の91UBKにも静音リングというものをつけて静音化した状態で使用している。

で、経緯はさておいて、今回新たに純正の静音モデルである91UBK-Sを手に入れてここ何日か使ってみているのだが、なるほど、これは私にとっては”あがり”のキーボードだと言えそうだということがわかった。打鍵時の音の静かさだけで比べるとむしろ91UBK+静音リングのほうが静かなくらいなのだが、なんだろう、91UBK-Sは使っていてすごく気持ちが良いのだ。

繰り返しになるが、自分には91UBK以上のキーボードはないと思っていたのだが、リアルフォースを超えるのはリアルフォースということなのか...

唯一の難点を言えば、もう新品では買えないことか。

なぜ現行モデルではないのか

この91UBKとか91UBK-Sというのはリアルフォースの第1世代に位置するもので、2022年の現在においては、リアルフォースは第3世代(R3)が現行モデルとなっている。

ではなぜわざわざ古いモデルを中古で買ったのかというと、R3はやたらと高いという理由ももちろんあるが、一番の理由は別にある。

各世代を並べた写真を見てほしい。

わかりやすいように補助線を引いてみたが、変換・無変換キーが最も大きい(スペースキーが最も小さい、と言ってもよい)のが第1世代というのが一目瞭然だと思う。

特に第2世代のR2はひどくて、R3では若干改善したのだが、まだまだ第1世代には及ばない。

それらのキーを日常的に使わない人にとっては全く問題ないのだが、私のように変換・無変換キーをIMEのオン・オフに割り当てている人にとっては、手をホームポジションに置いたときに、それらのキーが自然と親指の位置に来てくれないのは使いにくくてしょうがないのである。

これが、わざわざ第1世代を買った理由である。

リアルフォースは10年使ってもぜんぜん壊れる気配がないので、数年使ったような中古でも割と安心して買えてしまうのだが、わざわざ中古品を買い求めるのはなんとも物悲しい。

東プレさん、R4では私に悲しい思いをさせないでください。

湾曲ウルトラワイドモニターを買った:HP M34d

「湾曲ウルトラワイドモニターってなんか流行りモノっぽいしミーハーな感じがちょっとあれだな〜」などと思っていたが、実際に使ってみると、とても良かった。

導入までの経緯

コロナの影響でここ何年かは在宅勤務を続けている。 私は会社支給のノートPCを在宅勤務に使用しているが、ノートPCの画面だけで仕事をするのは言うまでもなく辛いものがある。 なので、在宅勤務が始まって早々にモニターを買いそろえていた。

当時もいろいろと選択肢はあったが、コスパ重視でフルHDのモニタを2つ買い、デュアルモニターにしていた。 (買ったのはHPのP224というモデル。当時はモデル末期だったのか、1台1万円ちょっとで買えたが、今は液晶モニター自体が値上がりしているようで、同じようなスペックのモニタを同じような値段で買うのは難しいかもしれない。)

その構成でそれなりに快適に仕事していたが、いくらベゼルが細いとはいえ、真ん中に区切りがあるのはやはり気になるものである。 また、縦解像度1080pxというのは、結構物足りないと思う場面もあった。

そこで、UWQHD湾曲モニターへの入れ替えを考え始めた。

HP M34d を選んだ理由

湾曲モニターは各メーカーが販売しているが、その中でなぜHP M34dを選んだのか?

なんといっても安い(価格コムキャンペーン価格で49,500円)

まずなんといっても5万円(※)を切るその安さ。

(※)価格コムキャンペーン価格で49,500円。実際には送料1,000円がかかるのでトータルでは50,500円。

UWQHD湾曲モニター(VAパネル)の価格のボリュームゾーンは6~7万円くらいだと思う。 それよりも安い価格帯の製品もあるが、そういうものは大抵、よくわからないメーカーが作っているものである。 それを考えると、ちゃんとしたメーカー製で5万円というのは破格だと言えよう。

安いのに、充実した仕様

そして、安いにも関わらず、上位価格帯のモデルに負けないどころかそれらを上回る充実仕様になっていたりするのがM34dのすごいところである。

具体的な部分をあげると、USB type-c インタフェースでの映像入力・USB PDでの給電にも対応しているところ。 他社の廉価モデル(といってもM34dよりは高いのだが)だと、HDMIとDisplayPortでの映像入力しか備えていないのが普通だ。

さらに、USB-A 3.2 Gen 1 ポートを4つも備えており、USBハブいらずの仕様となっている。 USB type-c で接続した場合、映像出力・給電・USBハブの使用が1本のケーブルでできてしまう。

ちなみに、USBハブ機能は、上記のtype-Cポートとは別に用意されたtype-Bポートでも使用可能。 type-Cポートとtype-BポートのどちらをUSBハブ機能のアップストリームポートとして使用するかは、OSDメニューで選択する。

もちろんデメリットもある

褒めちぎってきたが、もちろんデメリットもある。

ゲームとの親和性が低い

他社の湾曲モニター(LG 35WN75C-B、DELL S3422DWG、Huawei MateView 等々)は、たとえばAMD FreeSyncのような、ゲームする際に有用となる機能を備えていることが多い。 これに対してM34dにはそのようなゲーミング要素は一切ない。 ただし、湾曲モニターをゲーム用ではなくはじめから仕事用途として使おうと思っている(私のような)人にとっては、この点はデメリットにはならない。

操作性が悪い

このモニターの電源ボタンや、各種設定用のボタンはご覧のとおり、モニター向かって右側の背面に並んでいる。

その配置の悪さに加え、けっこう固めのスイッチが使われているせいか力を入れて押す必要があり、操作性がすこぶる悪い。私は基本的にHDMI1系統しか使っていないので、日常的には電源ボタンを押すくらいなのでまだマシだが、頻繁に入力を切り替えるような使い方をする場合はストレスに感じると思う。

納期が遅い(不明瞭)

「すぐに欲しい」という場合は、M34dは候補から外れると思う。

M34dは今のところHP directplus(HPの直販サイト)でしか購入できないが、この直販サイトは評判があまり良くない。 納期が遅い・納期が確定しないといったクレームのような話は、ググるとたくさん出てくる。 この評判はコロナ禍よりも前からのものだが、昨今の半導体不足の影響もあり、さらに納期が延びているのだと推測される。

かくいう私は2022年2月頭に注文したが、いっこうに動きがないのでサポートセンタに確認してみたところ「必要な部品が入荷しないのでいつ生産できるかわからない。今のところは「2022年3月下旬"以降"」の納期を予定」という、なんとも不安を煽る回答があった。

この長く不明確な納期を待てるのであれば、M34dは仕事用の湾曲UWQHDモニターとしては最高の選択肢だといえるだろう。

ちなみに、実際に納品されたのは3/15だった。

【追記】リフレッシュレートについて

私が普段使っているノートPCからこのモニタにHDMIで接続すると、リフレッシュレートが30Hzまでしか選べなかった。 30Hzでも仕事はできることはできるが、マウスカーソルの動きにカクつきを感じてしまいどうもストレスが溜まる。

そこで私が行ったリフレッシュレートの向上策を書き残しておく。かなり前に行ったことなので、手順の抜けなどがあるかもしれないがご容赦いただきたい。

Intel Graphics Control Panel でカスタム解像度を登録する

Intel Graphics Control Panel を起動して「カスタム解像度」を選択すると、カスタム解像度の追加画面が表示される。(この Intel Graphics Control Panel がもとからインストールされていたのか、これを行うためにインストールしたのかは忘れてしまった)

上の画像ではすでにいくつかのカスタム解像度が登録されている。ノートPCの諸元表によると4K*30Hz出力が限界のようだったが、それよりも解像度の低いUWQHDなら60Hzまではいかなくとも、30Hz以上での出力はできるのではないかと思い、トライアンドエラーで登録していったものたちの名残りである。

登録したカスタム解像度を選択する

「一般設定」の「リフレッシュ・レート」のプルダウンに、登録したカスタム解像度が出てくるようになるのでそれを選択する。

結論としては44Hzまでは行けた。30Hzからたかが14Hzの向上、と思われるかもしれないが、明らかに画面表示は滑らかになり、ストレスは減った。

【余談】この追記をしている途中で、はてなブログクリップボードの画像を記事中に直接貼り付けられることを発見。貼り付けた画像は自動的に写真に追加される。スクリーンショットを貼り付けた記事を書くときにめちゃくちゃ便利だこれ。

自転車を買った:ライトウェイ・シェファード

引っ越したら家から最寄り駅までが遠くなった。とは言っても歩いて20分もかからないし、駅まで歩くのは週に1度の出社のときだけなのだが、駅までの平坦でほぼ直線の道のりがそれに拍車をかけるのか、歩いているとどうにも二足歩行の効率の悪さにもどかしさを感じて仕方がない。

そこで、通勤用に自転車を買った。

ライトウェイのシェファードというやつである。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/riteway/2020/img/shepherd_color6.png

ここまで読んでいただいて、家が遠くなって通勤云々というのは単なるこじつけであることがなんとなく感じられたかもしれないが、そのとおりである。

訂正しよう。自転車が欲しくなったので買った。

なぜシェファードにしたか

シェファードを買っ(てしまっ)たのは実は想定外で、シェファードを買う直前までは別の自転車を買うことにほぼ決めていた。

ネストのバカンゼ2フラッシュというやつである。

https://nestobikes.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/VACANZE_2_FLASH-C_WH_1030x600.jpg

この自転車がいいなと思っていたのは、「フラッシュ」の名が表すとおり、ハブダイナモ搭載でライトが常時点灯するところである。走れば光るし、止まればそのうち消えるので、ライトの充電管理をしなくていいことに大きな魅力を感じていた。その時は。

なお、それなりに(?)しっかりしたクロスバイクでハブダイナモ搭載の機種というのは探してみてもあまり見つからない。

ブリヂストンの通勤号であるTB1がハブダイナモを搭載しているが、あれはママチャリの技術を結集して作られたクロス"風"バイクだと思っている。(否定はしていない。むしろ素晴らしいと思っている。)

https://www.bscycle.co.jp/items/images/bodies/img_tb1_2022_smkbl@2x.jpg

一時期は「TB1でいいじゃん」とも思っていたが、調べていくにつれ、やっぱりもう少し本格的なクロスバイクに乗りたいと思ってしまったのが、まぁ、男の性だと思う。(主語が大きいな)

そんなわけで、バカンゼ2フラッシュをヨドバシ.comで(田舎なので近くに取り扱っている店舗がないため)カートに入れていつでもポチれる状態にしておいたうえで、あとはいつ手を滑らせてポチってやろうかと考えていた矢先に、Googleに表示されたワイズロードの広告が目に飛び込んできた。

え?

29%オフ?49,000円?

...

.........

...............

といった経緯で、買ってしまったわけである。

(フレームサイズ570(適正身長目安180cm前後)というところに一抹の不安を覚えつつ。当方179cm。前後だし大丈夫だよね???)

ライトウェイのシェファードは、クロスバイクの入門機を探していたら嫌でも目についてしまうモデルだと思うし、同価格帯の他のクロスバイクと比べたときの自転車屋さんからの評判も良い(注:インターネット調べ)ことから、もちろん私も存在は認識していて、ホリゾンタルフレームが渋くてかっこいいなぁとか、シマノで統一されたコンポーネント類がいいなぁとは思っていた。 が、ネットショップでも全然在庫がなく、価格も若干高めだった(少なくともバカンゼ2よりは)のでなんとなく候補からは外していた。ハブダイナモじゃないしな。

まぁ、今にして思えば、なんとなくこれが一番いいのはわかっていながら、これを選ばない理由を探していただけな気もする。

乗ってみて

自転車を日常的な足として使っていたのは大学生時代が最後だから、10年以上ぶりにまともに自転車に乗ったことになる。

届いたシェファードを組み立てている段階ですでに「軽いなぁ」と感じていたが、乗り出してみるとやっぱり「軽い」というのが第一印象。ただ、少し乗ってみての感想としては「ふーん、こんなもんか」と若干の期待はずれ感があったことも否めない。

ただ、そう感じたのは、自転車に乗るのが久しぶりすぎて自転車についての感覚が自分の中でリセットされていたせいかもしれない。しばらく乗っているうちに「自転車ってこんなに速かったっけ?」と実感する場面が増えた。 前をゆくママチャリが異常な遅さに感じるとか、流れてゆく景色の速さが今までの自転車とは全然違うよな、といった具合に。

とはいえ、まだまだ子供が1歳になったばかりの我が家では、私がひとりでフラッと自転車で出かけられるわけもなく、正当な理由で自転車に乗れるのは通勤くらいであるからまだまだ全然乗り慣れていない。

ちなみに懸念していた股下は大丈夫そうだ。ただ、サドルが高くできないのでなんとなく見た目のバランスがかっこ悪い気はする。が、おそらく本人しか気にしていない。

とりあえず買ったもの

シェファードを買ったあとにとりあえず揃えたものたち。

空気入れ:Panaracer BFP-04AGA3-B

ググっていたら、ある自転車屋さんのブログかなにかでおすすめされていたもの。

ROCKBROS ワイヤーロック

車体に取り付けるマウントがあればいいなって以外は特にこだわりなく選んだもの。普通に使えている。

AirTag + ケース

言わずと知れた(?)盗難対策。万全なものではないし、そもそもそんな高い自転車でもないのだが、一定の安心感はある。

ケースはてきとうに選んだこちら。 AirTag収納部のクリアランスはほとんどない。防水と養生を目的としてラップでAirTagを包んだらかなりキツキツになった。

リング錠 ニッコー NC172

スタイリッシュなシェファード君に無粋なリング錠なんてつけちゃう人いるの?はい、私です。超便利。とはいってもママチャリなら当たり前にできることができるようになっただけ。

10ヶ月ぶりの公道

子どもが生まれてから初の公道走行。

と言っても、別にツーリングでもなんでもなく、引っ越し(また引っ越しか!)に伴う車両の移動である。

この間(といっても4ヶ月前)、半年ぶりにエンジンをかけたときはいともあっさりと始動したので「案外いけるもんだなぁ」という駄目な成功体験をしてしまい、そのせいで引っ越しの数日前まで始動の確認をしないという無計画っぷりを発揮したことが仇となった(当たり前)。

まず、バッテリーが上がっていた。

といってもこのバイクはキックスターターがついているのでたとえバッテリーが上がっていてもエンジンはかかる。

が、はじめのうち何度キックしても始動の気配がなかったので「キックついててもバッテリー上がってると駄目なんだっけ?」と自信がなくなってきてしまった(キックついててもバッテリーが上がっていたら駄目なのはFIの場合。たぶん。)

その後、ジャンプスターターを使ってもセルが反応しなかったのでバッテリーも死んでしまったかと思い、いったんは始動を諦めて、アマゾンで翌日届くバッテリーなどを検索し始める始末...

結局は翌日、キャブのドレンホースからガソリンを少し抜くなどしたあと雑にキックしていたら始動した。

バッテリーが上がっているせいか電装系・灯火器類が不安定だったので、バッテリーを車体から取り外して充電器につないでやったが、充電ランプの表示がいっこうに「充電中」にならないので「やっぱり死んだのか?」と思っていたが、一晩充電してやると回復していた。

あとは、タイヤの空気抜け。

引越し先からバイクを回収するために電車で旧居に向かったのだが、エクステンションバルブを忘れてきてしまった。なぜか必要なときに持っていないものの筆頭で、まともに使えたことが2, 3回しかないのではないかと思う。車体に括り付けておいたほうがいいな...

あとは、自賠責が切れていたので旧居までの道のりで更新。セブンイレブンで更新できてしまうので便利だ。2年分。

そこからメンテナンスもそこそこに、3〜40kmほど移動。(メンテナンスはちゃんとしよう)

旧居から新居への車両の移動とはいえ、走り出せばどんな道でもなんだかんだで楽しいのがST250だし、バイクという乗り物だ。

令和4年度春期 情報処理技術者試験 (〜あれから1年〜)

昨年、こんな記事を書いた。

手応えは、それなり、か。

などと書いたのはそれなりに自信があったからなのだが、その続きを書いていなかったことから結果は察していただきたい

あれから1年、今年度も同じ試験を受験し、無事合格することができた。

準備時間がたくさんあった昨年度と比較して、子供が生まれて時間の確保が難しくなった今年度は「どうかな」と思っていたが、結果から考えると、試験対策の時間云々よりは日頃の業務で身につけた知識が活きたかなぁと。

KB-3920というキーボードについて

KB-3920ってキーボードがある。

こんな感じの、昔のPCに付属していたキーボードである。(これはUSB端子なので、正しくはKU-3920か)

KB-3920は世界最速キーボードという異名をもつ名手
このキーボードは言わずと知れたキーボード界の名機でローマ字日本語入力世界最速という異名を持っています。1998年にその記録をだして、いまだに塗り替えられてないそうです。まさに、名実共に最強のキーボードです。

引用元: https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t779341816

このキーボードについて、上記のような「ローマ字日本語入力世界最速記録」を持つといった紹介をしているブログ等がいくつか見られるが、ソースが見当たらないので話半分に捉えておいたほうが良いだろう。

このキーボードは一部で根強く支持される「名機」のようで、たまたま会社のサーバルームのガラクタ入れに真新しいビニールに包まれた本機があったので、気になって少し試し打ちしてみた。

「名機」ということなので期待感が大きかったためか、「まぁこんなもんか〜」というのが正直な感想である。想像していたよりも「フニャッ」としている。少なくとも、リアルフォースやメカニカルキーボードを使っているような人が、わざわざ買って確かめるようなものではない、と言える。

ただ、今どきのPCに付属してくるようなチープなメンブレンのキーボードと比べると100倍マシ。あとは無変換・変換キーが初代リアルフォースのように大きいのが個人的には好感触。

ちなみにこれが同等品、らしい。

追記

サーバ室にこれのUSB端子のモデルが転がっていたので試しに使ってみたら、はるかに使用感が良かった。前に使ってみたPS2端子のものは「フニャッ」とした押し心地だったが、これは「コトッ」とした感触で心地良い。キーは重めに感じるが、一定まで押し込んだところでスコッと落ちていく感じ。打鍵音も、PS2のものがカチャカチャやかましかったのに比べると明らかに静かだ。

あとは、やけに速く打てる。「世界最速〜」という文脈で語られるのもなんとなく理解できてしまう。

端子が違うだけのほぼ同じモデルでなぜここまで差が出るのか不思議でならない。当たり外れとかあるんだろうか。

打鍵感のせいなのか、音のせいなのか、速く打てるせいなのかわからないが、使っていてすごく心地よい。ただのメンブレンのキーボードのはずなんだが…

つくづく、「モノとしての出来の良さ」と「実際に使っての心地よさ」ってのは必ずしも比例しないんだなぁ、と。

BenelliのIMPERIALE400ってバイク

BenelliのIMPERIALE400ってバイクがある。

https://www.plotonline.com/benellimotorcycle/images/lineup/pc/details/gallery_imperiale400_photo03.jpg

こういう古めかしい形のバイクが好きな層は一定数存在すると思うし、私も好きだ。

ただ、いわゆるネオクラシック系のバイクが「古い形のバイクを現代の技術や解釈で再構成した」といった趣なのに比べると、これらのバイクは懐古主義的というか、現代の技術をあまり積極的に使おうという姿勢が見られないことから、幾分後ろ向きな印象も受ける。

SRのように「同じ形のものをずっと作り続けているうちに、いつしかレトロなモデルとして認識されるようになった」というのは良いが、そういった歴史や脈略のない「いきなりレトロ」はちょっと興ざめしてしまうところもある。

そんな話はおいておいて、歴史ある欧州ブランドのバイクが復活したなと思ったら、ブランドを貸しているだけで生産は中国メーカー、みたいな例はこのベネリに限らず最近はよくあることと思うが、私はあんまりそういうことは好きではない。

などと思っていたら、前述のIMPERIALE400の製品ページに、

ベネリのインペリアーレ400は、時代を遡りマルケ州で生まれたブランドの壮大な歴史を利用して、夢の中でしか味わえなかったクラシックでエレガント、そして情熱的なモーターサイクルを提供します。

と、開き直りみたいな紹介の仕方がされていたので、いっそ清々しさを感じた。