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晴れた日にはオートバイに乗って

グロムと行く2015夏のツーリング(前編, 1〜2日目)

グロムと行く夏のツーリング、はじめの2日間の記録。

おさらい

概要編はこちら。

装備編はこちら。

1日目

  • 8/10(月)
  • 活動時間 08:25:43-21:07:21 (twitter調べ)

走行ルート

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出発

いつものことながらほとんど準備もしないまま迎えた出発当日。 この日は運悪く準備の途中で雨が降ってきてしまい、荷物の防水処理、雨具の着用を余儀なくされる。雨が降ってくると、思った以上に精神的な余裕がなくなるもので、そのせいもあり、出発してからいろいろと忘れ物をしていることに気づいた。

結局雨は、走りだしてすぐに止んだ。 f:id:d4isuk3:20150810094628j:plain

この日の目的地は長野の諏訪湖のあたり。今回のツーリングは、余裕があれば全日キャンプ泊にしようと考えていたが、具体的にどのキャンプ場に泊まるのかは、その当日に決めることがほとんどだった。自由気まま、言い換えると無計画なツーリングである。

出発地である横浜から北西へ進み、相模湖のあたりを通って山梨へ抜ける。当然、グロムは高速道路に乗れないから、必然的に全行程が下道になる。大きなバイクと高速道路を使ったツーリングとはまた違った安心感というか、気軽さみたいなものがあり、これはこれで良い。

途中、道の駅で昼食。 f:id:d4isuk3:20150810121046j:plain

長野県に入ってもひたすら北上。

キャンプ場には基本的に風呂がないから(たまに敷地内に入浴施設が併設されている豪華なキャンプ場もあるが、大半はないし、あってもシャワー程度)、銭湯やら温泉やらを探しておく必要がある。キャンプ場に着いてテントを設営してから風呂にはいるか、道中で入ってしまってからキャンプ場へ行くかは、時間とキャンプ場と風呂の場所次第で決めた。

この日は、道中で見つけた「高浜健康温泉センター ゆたん歩゜」という温泉に入った。新しくて綺麗で、400円と安い。

高ボッチ高原

入浴後、景色が良いという話を聞いていた高ボッチ高原へ向かう。この高ボッチ高原はキャンプが出来るという話も耳にしていたので、この日はここを泊地とする予定でいたが、いざ着いてみるとキャンパーはおろか、キャンプをできそうな場所すら見つけることができなかった。

景色の良さは話の通りで、天気はそれほど良くなかったが、諏訪湖を一望することができた。

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ここでキャンプができないことがわかったので、山を降りて別のキャンプ場へ向かう。この時点でだいぶ時間が遅くなってしまっていたので、受付のいらない、蛇石キャンプ場というところを泊地とすることとした。

途中、適当に見つけたラーメン屋で夕食。 f:id:d4isuk3:20150810183940j:plain

泊地へ

蛇石キャンプ場までの道はほとんど街灯がない暗い道で、グロムでこういった道を走るのはこの時が初めてだったが、とても走りにくさを感じた。おそらく、ライトが暗いせいで、これは、帰ってからすぐにでも改善したい点だと感じた。

蛇石キャンプ場に着いたのは20時過ぎで、キャンプ場にほぼ灯りがないので真っ暗。キャンパーは2、3組ほど居たのが心の救いで、もし誰も居なければどこがサイトなのかわからなかったかもしれない。

幸い、Panda(テント)は幕を広げて四ツ角をペグ打ちし、ポール1本で持ち上げるだけなので、暗くても苦労なく設営できる。(一緒に持っていったコットのほうが、はるかに組み立ての難易度が高い。)

無事テントが建つと精神的な余裕が生まれてきて、初となる2ポール化に挑戦した。2ポール化と言ってもやっていることはとても単純で、2本のポールの先端をドッキングし、テントの対角線上に配置してテントを持ち上げるだけ。ポールのドッキングには、100円ショップで購入したテニスボールにドリルで2箇所穴あけしたものを使用。 f:id:d4isuk3:20210902082726j:plain (写真は別日に撮影したもの)

キャンプ場に向かうまでの道のりで薄々感づいてはいたが、標高が高いこともあり、この泊地は肌寒いくらいだった。”装備編”にも書いたとおり、唯一の寝具として持ってきていたコクーン(コットンシーツ)では不十分で、これにエマージェンシーシートを被せて寝る羽目になった。(それでも寒かった。)

夏のキャンプでも、シュラフは持って来るべきと痛感しつつ、就寝。

2日目

  • 8/11(火)
  • 活動時間 03:43:46-20:59:16

走行ルート

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起床

雨の音で目が覚める。

結構な降りで不安になったが、テントの中まで吹き込んでくるようなことはなかった。

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昨日は暗くてほとんどなにも見えなかったが、サイトはこのようなようす。必要最低限の、炊事場とトイレがあるだけ。無料、受付なし、チェックイン・アウトフリーのキャンプ場は私のようなものぐさなキャンパーにはありがたい存在だが、いざ探してみると案外少なかったりもする。

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出発

昨夜キャンプ場まで来た道を戻りながら北上し、この日の目的地である新潟県上越市を目指す。キャンプをするとどうしても夜寝る時間が早くなり、必然的に朝起きる時間も早くなる。そうすると朝飯の時間も早くなり、この日の朝食は6時前頃。そうなると出発して数時間もすると腹が減ってきて、普通の生活でなら朝食を食べていてもおかしくないような9時ぐらいには、もうどうしようもなくなってくる。それでもなんとか11時位までは走り、道の駅白馬で早めの昼食。(道の駅のレストランは、開店前から行列ができていた。)

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長野県をひたすら北上し、13時過ぎ頃には日本海へ出た。長野から新潟へ抜けるこの道は、学生時代にDトラッカーで一度通ったことがあるはずだが、ほとんど覚えていなかったのか、懐かしいと感じる箇所は数えるほどだった。(当時は、なんとか取れた北海道行きのフェリーが出る新潟港までを急ぐ道のりであったので、景色を楽しんでいる余裕がそもそもなかったのかもしれない。)

補給

昨夜のテント設営時に蚊取り線香を持ってき忘れてきたことに気づいたのを思い出したのと、テントの中でジャケットを掛けておくハンガーが欲しかったため、ホームセンター コメリへ寄った。と、そこのアウトドアコーナーで、ロゴスのシュラフが1,000円(!)で売られているのを見つけてしまう。

昨夜の一件があったうえ、驚くほどの低価格であったため、思わずシュラフを買ってしまった。結局買ったのはそのシュラフの隣にあったBUNDOKというメーカーのシュラフで、これも1,500円と格安。収納袋にコンプレッションベルトが着いていて圧縮できるのが、積める荷物の容積が限られるバイクにとっては好都合だった。

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泊地へ

爽快な山道を駆け上がり、この日の泊地である南葉高原キャンプ場へ到着。斜面が段々畑のように段階的に平らになっており、そこにテントを張る形式。キャンプ場からは、上越市街を一望できる。

テントを張り、風呂と夕食を求めて山を下る。この日の湯は、「神の宮温泉 かわら亭」。800円。食堂が併設されており、宿泊もタイプの施設で、こういうところでひとっ風呂浴びてしまうと、どうしてもそこから動くのが面倒になってついでに夕食も、という気分になってしまう。が、この日は別に目をつけていた店へ向かう。

行き先は、食堂ミサ。目的は、味噌ラーメン。

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夕食を食べ終え、暗くなった山道を再び駆け上がり、キャンプ場へ戻る。日が暮れるとキャンプ場から見える景色は上越市の夜景へと変わる。テントの前扉を開け放ち、コットに寝転んで蚊帳越しに夜景を眺める。そのうち、雨音が聞こえてきたので、扉を閉め、寝袋に潜り込んだ。

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注)この記事は旧ブログから転載し加筆したもの [初稿: 2015-08-30]